変成岩の一種です。大理石の名称は、中国雲南省の大理県で産出することにちなんでいます。
日本でも産出されますが、建築材料としてはほとんどが、イタリア、スペイン、ギリシア、フィリピンなどから輸入されています。
大理石は、石灰岩からなり、炭酸カルシウムの比率が高い程白色で、不純物が多い場合は灰色や茶色、黒色となります。
また、ほとんどの石灰岩が大昔のサンゴ礁の残骸で、サンゴ、ウミユリ、などの化石が含まれていることがよくあります。
大理石(石灰岩)は、御影石(花こう岩)に比べて軟らかく、加工しやすく、また、模様や色調が美しく、磨くと光沢が出るため、内装によく用いられている石材です。
反面、耐久性は弱く、屋外で酸性雨にさらされると、長くても一年くらいで表面のつやを失ってしまいます。基本的に屋内の水のかからない所が適しています。